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週刊キムライサオ
第2号 2002年3月4日

「でっかいディスク」

 実は今、鹿児島の実家のほうに帰ってきてます。茨城の大学4年生であるところの僕は、この春から社会人になるので、時間もなくなるし、チョロッと実家に顔を出しに来たのです。
 それで、3/1に羽田から飛行機で帰ってきたんですが、その羽田空港でのこと。
 発着ターミナルには、出発ゲートまで距離が結構あるので、動く歩道が整備されてます。東西それぞれの往来も、この動く歩道に乗って歩けば、ちょい小走り程度の早さになりラクチンです。僕は、この動く歩道が大好きなのです。なんかあれってやたら未来っぽい。SF映画なんかでも動く歩道って、やたら見る気するし。
 しかし、エスカレーターには未来って感じはしないのです。でも、これって変です。だって動く歩道は、いわば只のベルトコンベアー。水平面上の人間を運べるだけです。それに対し、エスカレーターは3次元の人間輸送、明らかに技術が進化してます。実用化されたのだってきっとエスカレータのほうが後でしょう。
 なぜなんでしょうね。見慣れてるからかな。でも、こういう技術が上なのに、遅れて見えるものって他にも結構ある気がする。例えば?そうだなぁー....そう、CDとLD。CDとLDって、LDのほうがレトロな感じがしませんか? する?するよね。そう、LDのほうが動画と音声を記録してる分、明らかに技術が進化してるのに、CDより古臭い感じがするんですよね。まあ、DVDに役割を譲り、廃れてしまったこともあるだろうし、やたらでっかいこともあるでしょう。
 そういえば昔、母がこのLD(Laser Disc)のことをラージ・ディスク(Large Disc)の略だと言ったことがありました。そのとき僕は笑ったけど、今になるとなんかこっちのほうがしっくりきます。だってCDはコンパクト・ディスクだし、MDはミニ・ディスクな訳で...。そう、それらに比べ、あまりにもLDはでっかい。でか過ぎます。

母よ、あなたはある意味正しかった。でも、やっぱり間違ってます。